〒135-0016 東京都江東区東陽町5-31-21 藤ビル103

GENERAL DERMATOLOGY
一般皮膚科
湿疹、アトピー性皮膚炎
湿疹は、かゆみや赤みをともなう皮膚トラブルのひとつです。
乾燥、水ぶくれ、かさぶたができることもあります。
花粉やホコリ、ストレス、体質などさまざまな要因が関係しています。
アトピー性皮膚炎とは?
湿疹が長引く・くり返す・広がる場合、「アトピー性皮膚炎」と診断されることがあります。
じんましん
虫刺されのように赤く膨らんだ発疹(膨 疹)が出現し、1日の中でも消えたり、形や場所が変わったりするのが特徴です。内服薬で効果不十分の場合はゾレア(皮下注射)による治療も可能です。
脂漏性皮膚炎
主に頭皮、顔、耳まわり、眉間や鼻まわりなど、皮脂の多い部分に赤み・かゆみ、フケのような皮むけ、ベタつきやざらつきといった症状があらわれます。マラセチアというカビの一種(常在菌)が関係していると考えられています。
尋常性ざ瘡(にきび)
にきびは、毛穴の中に皮脂や角質がつまり、炎症が起きる皮膚の病気です。
重症にきびやなかなか治らないにきびに対しては、以下のような自由診療をご案内することがあります。
●ケミカルピーリング
●医師監修のスキンケアアイテム
●ビタミンAサプリ(ドクターズサプリメント)
白癬(水虫)
白癬菌の感染によって足の指の間の皮むけ、水ぶくれ、角化などが見られます。また、爪に感染すると、爪が白く濁ったり、黄色〜褐色に変色し、分厚く、もろくなることがあります。診断には、顕微鏡で白癬菌の有無を調べる検査を行います。
伝染性膿痂疹(とびひ)
「とびひ」は、皮膚の小さな傷などから細菌が感染して広がる皮膚の病気です。
じゅくじゅくした水 ぶくれやかさぶたが特徴です。主に黄色ブドウ球菌や溶連菌といった細菌の感染によって起こります。
蜂窩織炎
皮膚の表面にいる細菌が、虫刺されや水虫などの小さな傷から侵入し、皮膚の下の脂肪組織で炎症を起こす病気です。特に足に多く、赤く腫れて熱を持ち、痛みを伴います。ひどくなると発熱や、筋肉まで炎症が広がる壊死性筋膜炎、命に関わる敗血症になることもあります。
尋常性疣贅(ウイルス性イボ)
ヒトパピローマウイルスによる感染症で、手足にできるいぼです。放置すると他の部位にうつることもあります。
脂漏性角化症(老人性イボ)
顔や首、体幹にできる茶色〜黒色の良性のできもので、かゆみを伴うこともあります。
加齢や紫外線が原因とされ、悪性腫瘍との鑑別にはダーモスコピーを使用したり、皮膚生検を行います。
ヘルペス
単純ヘルペスウイルス1型または2型の感染による小水疱が、口唇や陰部などに繰り返し出現します。アトピー性皮膚炎の患者では重症化することがあり、カポジ水痘様発疹症と呼ばれます。PIT(Patient Initiated Therapy)療法では発症初期に短期間の内服で悪化を防ぎます。
帯状疱疹
水ぼうそうの後、ウイルスが神経に潜伏し免疫低下時に再活性化して帯状疱疹を発症します。片側の皮膚に痛みと小水疱が現れ、神経痛が長引くことも。50歳以上にはシングリックス(不活化ワクチン)接種がおすすめで、予防効果が高く、帯状疱疹後神経痛も防げます。
シングリックス(不活化ワクチン)
当院では帯状疱疹の予防接種としてシングリックス(不活化ワクチン)をご用意しております。
シングリックスワクチンとは2020年1月に国内で発売になった新しいワクチンですが、海外では既に普及しています。帯状疱疹に対する予防効果は、50歳以上では 97.2%、70歳以上では89.8%、また帯状疱疹後神経痛に対する予防効果も 88.8%と報告されており、従来の生ワクチンより効果が期待できます。接種後の予防効果は10年前後保持されると言われております。
10年以上経過したら再接種をご検討ください。
副反応として、接種部位の炎症反応(赤み、腫れ、痛み)や倦怠感、発熱等が生じる場合がございます。
料金詳細
シングリックス(不活化ワクチン)
1回
¥22,000(税込)
陥入爪・巻き爪
爪が皮膚に刺さって炎症や痛みを生じる状態を陥入爪といいます。原因には巻き爪、深爪、幅広の爪、抗がん剤(EGFR阻害薬)などが関与します。当院では、部分抜爪、フェノール法、ガター法などの治療を行っており、巻き爪の矯正治療にも対応しています。
酒さ
顔の赤み、火照り、ヒリヒリ、ぶつぶつなどの症状が出る病気で、ニキビダニ(デモデックス)や皮膚の免疫異常が関与します。日光や入浴、飲酒などが悪化要因です。
乾癬
乾癬は、銀白色の鱗屑を伴う赤い斑点が全身に出る慢性の皮膚疾患です。肘、膝、頭など擦れやすい部位に多く見られます。
掌蹠膿疱症
手や足に膿をもったポツポツ(膿疱)、赤み、カサカサ(鱗屑)が出る病気で、関節炎を伴うこともあります。原因は不明ですが、喫煙や虫歯・扁桃炎などの病巣感染が関与することがあります。歯科や耳鼻科の受診もおすすめです。
粉瘤
皮膚の内側に袋状の構造物ができ、内部に角質(あか)が溜まる良性腫瘍です。
大きさは様々で、中央の穴(臍)から内容物が出て小さくなることもあります。
熱傷(やけど)
やけどは深さによりⅠ度〜Ⅲ度に分類されます。Ⅰ度は赤みのみ、Ⅱ度は水ぶくれ・びらんが生じ、Ⅱsは瘢痕を残さず、Ⅱdは残ります。Ⅲ度は皮下まで及び白くなり知覚がなくなります。深さの判断は経過を見て行います。受傷直後は冷却が重要で、赤みや痛みがある初期にはステロイド外用を、その後は傷薬に変更します。感染すると悪化するため、毎日の洗浄が大切で、必要に応じて抗生剤を使います。
